5年 これから出会うであろう様々な問題を解決する力
2022年5月19日 23時00分
問題解決的な道徳の授業 「親切 大切なことは?」
導入で「親切って何?」と子どもたちに問い掛けると、「人に優しくすること」「困っている人を助けること」例えば、「道で落とし物を拾って交番に届ける」「重い荷物を持ってあげる」「困っていることを手伝う」などと、子どもたちの授業初めの「親切」についての価値観を出し合いました。この時間、みんなで考えて、「親切について大切なこと」を見つけられたらいいねと言って、資料「くずれ落ちた段ボール箱」を読みました。
自分事としてとらえられるように、役割演技も取り入れ、「親切にしたのに、怒られたら、あなたは、今後も親切にする?しない?」について、議論しました。自分の価値観に基づいて立場を決め、考えを言い合いました。子どもたちは、自分の価値観を大切にして、真剣に考えていました。
学習問題「親切 大切なことは?」について、子どもたちがこの1時間の学習の中で議論して見付けた答えはこのようなものでした。
・ほかの人に誤解されていたとしても、親切にした人が喜んでくれたらそれでいい。親切にしてよかった。
・お礼を期待して親切にするのは、本当の親切ではない。誰かの役に立てたらうれしいから親切にしたい。
・親切にした人が、また誰かに親切にする。親切の輪は、どんどん広がっていく。など、子どもたちは、授業前の価値観が、授業を通してずいぶん深まったようです。
こうやって学びを重ねていきながら、子どもたちの人生でこれから出会うであろう様々な問題を解決する力を少しずつ付けてほしいと願っています。